この記事では夜景撮影時カメラの設と注意点を解説します。
夜景撮影時のカメラの設定
まずはじめにカメラの設定について解説します。
撮影モード
撮影モードはすべての設定をカメラが行ってくれる「オートモード」、絞り優先の「Avモード」、シャッター速度優先の「Tvモード」、すべて自分で設定する「Mモード」があります。今回は「Mモード」で撮影を行っていきます。
F値
F値(絞り)はレンズへ通る光の量を調整してくれます。数字を大きくすると、光量が減り遅いシャッタースピードでとれるようになります。また、F値が大きくなるほど全体にピントが合うようになります。なので、夜景撮影時のF値(絞り)は、F10以上に設定しましょう。
シャッター速度
シャッター速度とは、撮像素子やフィルムに被写体の像を形成する光を当てる時間のことです。1/8000秒よりも1/500秒のほうがシャッター速度は遅くなります。夜景撮影時のシャッター速度は30秒以上で撮影するようにしましょう。シャッター速度は30秒までならカメラの設定でコントロールできるのですが、それ以上の長時間露光はバルブ(blub)モードで撮影を行いましょう。
ISO感度
ISO感度とは、カメラが光をとらえる能力を表す値です。ISO100からISO200にすると2倍速いシャッター速度で撮影できるようになります。ISO感度を上げるほど、より早いシャッター速度で撮影できるようになります。ISO感度は大きくなるほどノイズが増えるため上げすぎには注意しましょう。夜景撮影時はISO100~400くらいに設定しましょう。
夜景撮影時の3つの注意点
三脚・レリーズを使用する
夜景撮影では長時間露光を行うため、必ず三脚を使用しましょう。また、レリーズを使用し撮影しましょう。レリーズを使わずに撮影するとシャッターを押したときの振動でカメラがブレてしまいます。レリーズがない場合はセルフタイマーの2秒を使って撮影しましょう。
風の影響を軽減する
撮影時の風は、長時間露光時には天敵です。このような場合には風が吹くタイミングを計ったり望遠系のレンズを控えると風の影響を軽減できます。
手ぶれ補正機能をオフにする
三脚使用時には手ぶれ補正機能をオフにします。誤作動を起こすことで勝手に補正がかかり、逆にブレが出てしまうことがあります。
今回撮影に使用したカメラ・レンズ
まとめ
- F値はF10以上
- シャッター速度は30秒以上
- ISO感度はISO100からISO400
- 三脚・レリーズを使用して撮影
シャッター速度を早くしたり遅くしたりすることによって、普段の生活で目にする日常とは異なる非日常を写して出してくれます。いろいろな場所へ行きたくさんの写真を撮りましょう。
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