カメラ初心者がまず覚える5つのこと

カメラ基本

この記事ではカメラ初心者が最初に覚えるべき5つのことについて解説していきます。

カメラの基本

露出とはレンズに取り込まれる光量のことです。露出は、レンズから取り込む光量である「絞り値」・「シャッタースピード」・「ISO感度」の組み合わせで決まります。これら3つを調整することで露出は明るくなったり、暗くなります。露出がちょうど良い状態を「適正露出」といいます。

絞り

「絞り」はカメラに入る光の量を調整することができ、絞りの数値は「F値」で表されます。F値を大きくすると光を取り込む量が少なくなりシャッター速度を遅くできます。ピントの合う範囲が広くなり全体的にシャープな写真が撮れます。逆にF値を小さくすると光を取り込む量が多くなりシャッター速度を早くできます。対象の被写体にピントを合わせることでボケのある写真が撮れるようになります。

下の写真はF1.8とF11で撮影した写真です。

35mm F1.8 1/4000秒 ISO800

70mm  F11  1/400  ISO250

シャッター速度

シャッター速度はシャッターを切る速さのことで、撮像素子やフィルムに被写体の像を形成する光を当てる時間を調整できます。シャッター速度は1/400・1/800などの数値で表され、1/8000秒よりも1/500秒のほうがシャッター速度は遅くなります。

下の写真は遅いシャッター速度で撮った写真です。

f8  2秒  ISO160

下の写真は早いシャッター速度で撮影したので、水の動きが止まっているように見えます。

f4  1/4000秒  ISO4000

このようにシャッター速度を早くしたり遅くすることによって、非日常的な写真を撮ることができます。

ISO感度

ISO感度とは、カメラが光をとらえる能力を表す値です。ISO100からISO200にすると2倍速いシャッター速度で撮影できるようになります。ISO感度を上げるほど、より早いシャッター速度で撮影できるようになります。ISO感度は大きくなるほどノイズが増えるため上げすぎには注意しましょう。

f8 1/13秒 ISO3200

WB(ホワイトバランス)

ホワイトバランスとは、撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能です。光はその種類によって様々な色や特徴を持っています。例えば、電球の光は黄色っぽいですし、曇りの日の太陽光は青っぽい色が付いています。人間の眼を通すと、『白い物は白いはずだ』と自動的に補正をかけてくれるのですが、カメラはそれらの色味をそのまま写真に再現するので、光によっては白色が肉眼で見るよりも黄色く写ったり、青く写ったりしてしまうことがあります。

露出補正

露出調整を行う機能のことを「露出補正」といいます。露出補正は「+1EV,+2EV,-1EV,-2EV…」のように表され、露出補正を+にすることで写真が明るくなり、-にすることで写真が暗くなります。露出補正をすることで写真の印象を変えることができます。

まとめ

  • 「絞り」はカメラに入る光の量を調整する
  • 「シャッター速度」はシャッターを切る速さ
  • 「ISO感度」は、カメラが光をとらえる能力を表す値
  • 「ホワイトバランス」は白を白く写すための機能
  • 「露出補正」は露出調整を行う機能

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